~最新ニュースから~【2019年度】薬剤師の年収に年次別に差はあるの?

 今回は、2回目。「賃金構造基本統計調査」のデータをもとに年齢別(年次別)の年収について解説します。

 結論からいうと、年次別にも年収に差はあります。表から求められるデータによると、男性、女性の薬剤師とも、35~39歳代の年収が一番高額になっています。

これは、なぜでしょうか?

 薬剤師にも、他の業種と同じように働き方に違いがあります。「正社員」、「契約社員」、「派遣社員」、「パート」です。

 「正社員」のような責任のある業務を任されるのはちょっと、、でも、フルタイム(週5日・40時間以上)は出勤できるという「契約社員」の雇用形態を選択する方もおられます。雇用主は、仕事に耐えられる体力と最新情報の取集能力が高い「正社員」の経験がある「契約社員」に対し、高い金額の収入を設定していることが予想されます。この為、正社員を経験した年代、35~39歳代が高い結果となっていると考えられます。

 本サイトのBLOGでは、Vol.2薬剤師が転職するベストなタイミングってあるの?では、転職のしやすさについて解説しています。

 転職する際に収入を重視する方は、雇用主との契約内容を十分にチェックし、転職するベストタイミングを検討するようにしましょう。

表.年齢別年収                     (万円)

 

薬剤師(男)

薬剤師(女)

 25 ~ 29歳

490.4

405.1

 30 ~ 34歳

554.3

444.8

 35 ~ 39歳

707.5

524.6

 40 ~ 44歳

573.1

458.5

 45 ~ 49歳

540.5

499.6

 50 ~ 54歳

586.9

455.6

 55 ~ 59歳

534.0

457.9

 60 ~ 64歳

554.9

466.6

 65 ~ 69歳

341.5

389.6

 70歳~

689.2

124.2

参照元平成30年賃金構造基本統計調査(企業規模10~99人)