~最新ニュースから~【調剤業務、ロボットと協働時代に】
日本病院薬剤師会関東ブロック学術大会が8月24~25日の両日、「AI時代の薬剤師業務を考える」をテーマに、甲府市内で開かれました。その中で注目を浴びたのが、「ロボットと人工知能(AI)が変える調剤業務」のシンポジウムでした。
ここで紹介されたのが、日本初「ロボット薬局」が誕生したことです。
“棚にある薬の管理はロボットにお任せ――。そんな「次世代型」の薬局が1日、大阪市中心部にオープンした。薬剤師は患者に薬の注意点などを伝える「服薬指導」に集中でき、患者は薬局が無人となる時間外でも、処方された薬を受け取れる。このロボットの導入は日本で初めてという。
開業するのは「梅田薬局」。大阪市北区のヒルトンプラザイーストにできる「大阪梅田メディカルセンター」内で営業を始める。”
次世代型の薬局の誕生は、薬局のロボット化は薬剤師が楽をするための機械化ではなく、薬剤師が専門性を発揮するための手段と考えることができます。
いま内閣府が進めている「かかりつけ薬局」は、“薬剤の調製などの対物中心の業務から脱却し、患者・住民との関わりの度合いの高い対人業務へとシフトを図る”ことに合致しています。
「梅田薬局」の規模は、大きいですが、この後、効率化がすすみ中小規模の機械がいつ誕生するか分かりません。これからのAI時代、薬剤師の業務も時代に合わせ、変化を求められます。あなた自身も「変化のスイッチ」を押すべき時がきていると捉えるべきでしょう。