~最新ニュースから~【調剤業務、ロボットと協働時代に】

 日本病院薬剤師会関東ブロック学術大会が8月24~25日の両日、「AI時代の薬剤師業務を考える」をテーマに、甲府市内で開かれました。その中で注目を浴びたのが、「ロボットと人工知能(AI)が変える調剤業務」のシンポジウムでした。

ここで紹介されたのが、日本初「ロボット薬局」が誕生したことです。

 

“棚にある薬の管理はロボットにお任せ――。そんな「次世代型」の薬局が1日、大阪市中心部にオープンした。薬剤師は患者に薬の注意点などを伝える「服薬指導」に集中でき、患者は薬局が無人となる時間外でも、処方された薬を受け取れる。このロボットの導入は日本で初めてという。

 開業するのは「梅田薬局」。大阪市北区ヒルトンプラザイーストにできる「大阪梅田メディカルセンター」内で営業を始める。”

参照:朝日新聞 経済面(2019年3月1日)

 

 

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参照:株式会社メディカルユアーズ

 

 次世代型の薬局の誕生は、薬局のロボット化は薬剤師が楽をするための機械化ではなく、薬剤師が専門性を発揮するための手段と考えることができます。

 いま内閣府が進めている「かかりつけ薬局」は、“薬剤の調製などの対物中心の業務から脱却し、患者・住民との関わりの度合いの高い対人業務へとシフトを図る”ことに合致しています。

 「梅田薬局」の規模は、大きいですが、この後、効率化がすすみ中小規模の機械がいつ誕生するか分かりません。これからのAI時代、薬剤師の業務も時代に合わせ、変化を求められます。あなた自身も「変化のスイッチ」を押すべき時がきていると捉えるべきでしょう。